このページは、工事中です。 ご不便をお掛け致しますが、よろしくお願いいたします。
ここは、NEC Mate(LGA775,1156/1155)に汎用マザーボード組み込むための改修方法や改修キット「nMateシリーズ」の開発・製作をおこない、 必要としている方への部品供給と改修情報の提供を目的としたWebサイトとして製作中です。
ここで造られた改修キットは、メーカーで造られる汎用製品とは異なり、特定の機種へのこだわりを持って造られた、いわゆるユーザーの責任において使用する 「同人パーツとかアフターパーツ」と呼ばれる分類となりますので、提供する製品は初期不良対応とサポートのみとなりますのであらかじめご了承ください。
なお、情報および改修パーツの交換や使用/運用に関しては、事故を未然に防ぐためにも、ユーザー自身の管理下においてのみでご利用下さるようお願いいたします。
< 改修・板金加工の相談とご依頼 >
からお願いいたします。
この改修計画は、NEC Mateを素体(材料)とした、PGF nMate Housingの製作に向けた改修計画となっていますので、通常のMate改及びノーマルのMateには適合しない改修Phaseもあります。
なるべく、Mate改やMateにもフィードバックできるように設計はしていますが、性能を活かすにはnMate相当の加工を必要とする改修キットもあります。
改修段階 | 改 修 内 容 | 作 業 内 容 | 進 捗 |
---|---|---|---|
Phase.3 | 3.5"オープンベイをx2にする | フロントパネルとHDDケージの改良 | 検討中 |
Phase.2.2 | トップカバーの改良による、エアフローの向上 | 排気穴を増やして排熱面積を増やす | 設計中 |
Phase.2.1 | Intel FlexATX電源への対応 | シャーシの改造と電源COVキットの開発 | 設計中 |
Phase.2 | フルハイト ビデオカードへの対応 | マウンターの開発 | 設計中 |
Phase.1.3 | TFX電源サポートの欠品対策 | 代替サポートの製作 | 設計中 |
Phase.1.2 | Intel 4th Core以降のプラットフォームへ対応させる | 対応TFX12V電源への換装 | 完遂 |
Phase.1.1 | LGA1155 Mateへ 3.5"オープンベイを追加する | LGA775/1156のフロントパネルに交換 | 完遂 |
Phase.1.B | LGA1156/1155 Mateへ 汎用M/Bを組込可能にする | シャーシの改造とI/OハーネスCOVの製作 | 完遂 |
Phase.1.A | LGA775 Mateへ 汎用M/Bを組込可能にする | シャーシの改造とI/OハーネスCOVの製作 | 完遂 |
2021/06/22現在の情報
NEC Mateシリーズは現在も流通していますが、中でも「LGA1155、LGA1156、LGA775、Socket478」
のバリューモデルが改造しやすい構造となっています。
ネット上で改造例の多い「LGA775モデル」の基本構造は市販PCケースと同様のなので、LGA1156/1155モデルとは違い、「板金加工不要」なので、改修工程はいたってシンプルです。
オークションやフリマでMate入手し改修を想定している場合は、「LGA775のMate」を選びましょう。
LGA775と同様に改修できるように思えますが、CPUクーラーとマザーボードの固定がシャーシへの共締め構造に設計変更されました。(恐らく、汎用M/Bへの換装対策と思われる。)
改修工程中に「板金加工必須」となりますので、LGA775/Socket478 Mateと同様の手法では汎用化することはできません。
LGA1155モデルの特徴としては、フロントパネルから3.5インチ オープンベイの廃止されたことくらいで。
シャーシはLGA1156の流用なので、改造方法としては板金加工が必須となります。
3.5"オープンデバイスを使いたい場合は、LGA775またはLGA1156のフロントパネルに換装または加工をすれば、3.5" オープンベイは使用できるようになります。
メーカー製(OEM含む)パソコンのWindows OSのライセンスは、マザーボード + COAラベルが対となった形で発行されています。
※Windows8以降はデジタル化されBIOSに収められています。
添付またはCOAラベルのプロダクトキーを他のPC・マザーボードへ流用することは、ライセンス違反となりますので注意が必要です。
※マザーボード + COAラベルをセットで他のケースに移植し運用する場合は問題ありません。
汎用マザーボードに換装する行為には、新規のOSのライセンスが必要になります。
PGF nMateとは、PC Gareage Kit Factoryで改修した、Mate改のハウジング・完成品・製作した改修キットの呼称となります。
nMate 改修キット シリーズの特徴は、改修キットと交換・追加することで、オリジナルパーツ及び機能を残しておき、後に元のMateの機能へとレストアできる点にあります。
LGA775/1156/1155のMate(バリューモデル)を素体に改修したハウジングキット。 ※現在、一部の汎用マザーボードにおいて、PowerLEDの消灯バグが未解決のため提供はしておりません。
品 名 | 型 式 | 適 用 個 所 | 摘 要 |
---|---|---|---|
トップカバー | マットブラック | NMLGAxxx-BK | パンチング面積の増量加工と再塗装 |
ボトムカバー | NM775-BCK01 | NM775-FPK01 | 平置き用パッドの除去と再塗装 |
電源サポート | NM775-PSK01 | NM775-PSK01 | PGF |
品 名 | 型 式 | 適 用 個 所 | 摘 要 |
---|---|---|---|
Switch/LED 変換ハーネス | NM4032-SWHK01-270 | 元のSwitch/LEDハーネスと組み替えて使用する | 自作可 |
USB2.0 変換ハーネス | NM4032-U2HK01-270 | 元のUSBハーネスと組み替えて使用する | 自作可 |
絶縁テープ(オプション) | TOOLS-ITK01-100 | MS-4032の絶縁用 | オプション |
M3x6 樹脂製なべビス(オプション) | TOOLS-ITK01-100 | MS-4032の絶縁用 | オプション |
品 名 | 型 式 | 適 用 個 所 | 摘 要 |
---|---|---|---|
絶縁テープ(オプション) | TOOLS-ITK01-100 | MS-4032の絶縁用 | オプション |
M3x6 樹脂製なべビス(オプション) | TOOLS-ITK01-100 | MS-4032の絶縁用 | オプション |
品 名 | 型 式 | 適 用 個 所 | 摘 要 |
---|---|---|---|
Switch/LED 変換ハーネス | NM4032-SWHK01-270 | 元のSwitch/LEDハーネスと組み替えて使用する | 自作可 |
USB2.0 変換ハーネス | NM4032-U2HK01-270 | 元のUSBハーネスと組み替えて使用する | 自作可 |
EPS 8Pin 延長ハーネス | E8PXET-300 | EPS12V 8Pinの延長ハーネス | 自作/市販品可 |
絶縁テープ(オプション) | TOOLS-ITK01-100 | MS-4032の絶縁用 | オプション |
NMLGA775 キットに、欠損しているマザーボード固定ポストを補うため、M3の基板ポストと、レストア用に フック式 基板ポストを追加したキットとなります。
品 名 | 型 式 | 適 用 個 所 | 摘 要 |
---|---|---|---|
Switch/LED 変換ハーネス | NM4032-SWHK01-270 | 元のSwitch/LEDハーネスと組み替えて使用する | 自作可 |
USB2.0 変換ハーネス | NM4032-U2HK01-270 | 元のUSBハーネスと組み替えて使用する | 自作可 |
EPS 8Pin 延長ハーネス | E8PXET-300 | EPS12V 8Pinの延長ハーネス | 自作/市販品可 |
M3 基板ポスト | NMLGA1156-MBPK01 | 不足する基板ポストを補うために使用する | 市販品可 |
フック式 基板ポスト(オプション) | NMLGA1156-MBPK02 | オリジナルのマザーボードを固定する時に使用する | 市販品可 |
絶縁テープ(オプション) | TOOLS-ITK01-100 | MS-4032の絶縁用 | オプション |
品 名 | 型 式 | 適 用 個 所 | 価 格 |
---|---|---|---|
Switch/LED 変換ハーネス | NM4032-SWHK01-270 | 元のSwitch/LEDハーネスと組み替えて使用する | |
USB2.0 変換ハーネス | NM4032-U2HK01-270 | 元のUSBハーネスと組み替えて使用する | |
ATX24pin 延長ハーネス | MP24PEXT-200 | ATXメインパワー 24Pinの延長 | |
EPS12V 8Pin 延長ハーネス | E8PXET-300 | EPS12V 8Pinの延長 | |
ATX12V 4pin 延長ハーネス | A4PEXT-300 | ATX12V 4Pinの延長 |
保守及びアップグレード対象にしているMateは、互換性を考慮して改修キットのベースと同じLGA775,1156,1155の各モデルとなります。
アップグレードパーツに関しては、改修パーツ開発中に得られた情報などをフィードバックし、ノーマルMateにも流用できるように補助パーツを選定し
組込可能にしてみました。
保守対象のMateの外観は、左からLGA775,LGA1156,LGA1155の順となります。
多別すると、形状は以下の二つで、カラーは製造年で濃淡が異なるようですが、アイボリーが基本のようです。
あとは、I/Oカバーの色違いによる分類となります。
また、取付部は共通ですので、互いに付け替えることが出来ます。
Mate(LGA775,1156,1155)のシャーシは大まかには、以下の2種類と思われます。
※これ以外は未見聞なので不明。
電源マウント部は、Intel TFX12V互換の構造となっていますので、汎用TFX12V電源へ換装させる事ができます。
ただし、
汎用TFX12V電源の中には開口部に干渉して取りつかない物も在りますので、
搭載されている電源規格は、Intel TFX12V v2.0の穴位置互換となっています。
取付ねじがUNC #6-32ではなく、M3に規格変更されているので、流用及び換装する際は注意が必要です。
出力ライン | ハーネスの長さ |
---|---|
メインパワー 24pin | 約350mm |
ATX12V 4pin | 約300mm |
SATA 1 5pin | 約175mm |
SATA 2 5pin | 約430mm |
FDD 4pin | 約190mm |
PSU Fan 3pin | 約210mm |
MateのI/O基板は、今のところ三種を確認しています。
MS-4032 VER:1.A/2.0のピンアサインは同一であることを確認できていますが、MS-4017 VER:1.0は、現物確認ができていないので詳細は不明です。
汎用化の資料作成に伴い、抜き取り及び情報取集したNEC Mate/Mate J(バリューモデル)のマザーボードを集めてみたら、 転用対策にイロイロと手が打たれてきた変遷も見えてきました。
LGA775までは、ほぼ汎用マザーボードなのですが、LGA1156からは、物理的に転用しにくい構造となり、LGA1155にいたっては、 PCIe x16まで除去されてしまいました。
比較部位 | 汎用M/B | 本M/B | 摘 要 |
---|---|---|---|
M/B取付穴 | 3.96mm x 8 | 3.96mm x 7 | *** |
Switch/LED Pinヘッダー | 2.54mmピッチ | 2mmピッチ | *** |
USB2.0 Pinヘッダー | 2.54mmピッチ | 2mmピッチ | *** |
CPUクーラー取付穴 | 3.96mm x 4 | 3.5mm x 4 | *** |
Intel 2th Core/LGA1155用のMicroATX互換マザーボードで、チップセットにはB65が採用されているが、「PCIe x16 スロットが除去されている」ため、
ビデオ機能の拡張が行えない残念な仕様となっている。
比較部位 | 汎用M/B | 本M/B | 摘 要 |
---|---|---|---|
M/B取付穴 | 3.96mm x 8 | 3.96mm x 7 | *** |
Switch/LED Pinヘッダー | 2.54mmピッチ | 2mmピッチ | *** |
USB2.0 Pinヘッダー | 2.54mmピッチ | 2mmピッチ | *** |
CPUクーラー取付穴 | 3.96mm x 4 | 3.5mm x 4 | *** |
マザーボードの再利用に関しては、専用ページで案内する。
Intel 1st Core Mate/Mate Jのマザーボード。
マザーボードとCPUクーラーの固定を共締めする構造へと設計変更になった。
それに伴い、
この変更は、ユーザーによる汎用マザーボードへの換装を抑止する目的かと思われます。
比較部位 | 汎用M/B | 本M/B | 摘 要 |
---|---|---|---|
M/B 基板サイズ | 244mm x 8 | 規格とおり | Micro ATX |
M/B取付穴 | 3.96mm x 8 | 3.96mm x 7 | 1ヶ所 欠損 |
Switch/LED ヘッダー | 2.54mmピッチ | 2mmピッチ | *** |
USB2.0 ヘッダー | 2.54mmピッチ | 2mmピッチ | *** |
CPUクーラー取付穴 | 3.96mm x 4 | 3.5mm x 4 | *** |
マザーボードの再利用に関しては、専用ページで案内する。
LGA775 Mate/Mate Jのマザーボードで、チップセットにG43を採用した「MicroATX互換」のマザーボードで、汎用規格と異なる点は、 フロントI/Oのヘッダーピンのピッチが、汎用の2.54mmから2mmへ変更されている点です。
比較部位 | 汎用M/B | 本M/B | 摘 要 |
---|---|---|---|
基板サイズ | 244mm x 244mm | 規格とおり | *** |
M/B取付穴 | 3.96mm x 8 | 規格とおり | *** |
Switch/LED ヘッダー | 2.54mmピッチ | 2mmピッチ | *** |
USB2.0 ヘッダー | 2.54mmピッチ | 2mmピッチ | *** |
CPUクーラー取付穴 | 3.96mm x 4 | 規格とおり | *** |
マザーボードの再利用に関しては、専用ページで案内する。
マザーボードがわかったのでアップグレードの話となります。
場合によっては買い替えるよりコストパフォーマンスが下がる場合があります。
パソコンには世代毎にアップグレードの限界線というのがあります。
これは、
特に、メーカー製パソコンの場合は正常に動作しない拡張カードが結構あるので注意が必要です。
オークションやフリマ等で中古品を入手した場合、状態が良い物ばかりではありません。
紫外線や経年などの環境要因により、沈着汚れ・黄ばみ・くすみなどは避けられません。
とくに、樹脂部品には顕著にあらわれますMateは安価で成形し易いPS(ポリスチレン)が使われています。
PSは、プラモデルの主材料
LGA1155モデルから、3.5"オープンベイが廃止され拡張ポイントが減ってしまったMate/Mate Jであるが、LGA1156/LGA775/Socket478モデルの
フロントパネルを流用することで、3.5"オープンベイを復活させるのが手っ取り早い。
また、フロントパネルの主素材は一般的なプラモデルと同じPS(ポリスチレン)から造られているので、プラモデルの造形感覚で改造も可能である。
改修にしろアップグレードにしろ、手を加える対象について知ることが基本となります。
改修する際に使用したリンク先などを掲載しておきますので、これから改修やアップグレードする時の参考にしてください。
nMate改修キットシリーズ使用、掲載情報を基にご自身で行う改修行為によって起きるいかなる損害も保証は致しません。
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