このページは、NEC LGA775 Mate(バリューモデル)へ、汎用マザーボードへの換装をしやすくするためのシャーシ改造の方法や改修用パーツを紹介するページとなります。
LGA775モデルのシャーシ改造は、LGA1156/1155モデルの改修と違い、はじめてMate改を製作する方でも、比較的簡単に作業する事ができますので、 興味がある方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
LGA1156/1155 Mateユーザーの方は、LGA775 Mateとは改造方法・改修パーツが異なりますので、 を閲覧ください。
LGA775 Mateの汎用化で障害となるのは、純正フロントI/Oハーネスのマザーボード側コネクタ規格違いである。
規格違いと言っても、NECの自社規格品ではなく、一般に流通している物なので、パーツを購入してコネクタの付け替え改造や自作も可能である。
当方でも、交換用の改修キットを用意しているので、活用していただきたい。
LGA775 Mate改の製作は、特殊な道具は必要なく改造できるが、当方が普段使っている「常備しておくと便利な道具」を紹介しておく。
サポートゴムは再利用できるので、キレイに取り外すためのツールです。
No. | アイテム画像 | ツールの説明 |
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1 |
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タミヤ X-20 エナメル系溶剤なので、塗装面や樹脂など下地への影響が少なく、シールやノリの剥離剤として使用する。 |
2 |
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Interlon 1026 4号 形状記憶ナイロン製の筆で溶剤(X-20)を流し込む時に使用する。 |
No. | アイテム画像 | ツールの説明 |
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3 |
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井上工具 17040 20mm幅のカーボン スクレーパーで、サポートゴムの除去に使用する。 |
NEC Mate LGA775モデルの分解は、以下の工程でおこないます。
※分解する際は、後の組立に役立ちますので作業毎に撮影しておきましょう。
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HDDと光学ドライブより、SATAデータとSATA電源ハーネスを取り外す。
この時、ラッチ付き(ロック機構)があるコネクタ場合は、無理に抜くとドライブ側を破損させるので、必ずラッチを押しながら抜くこと。
サイドのレバーを押し下げてフックを取り外す。
裏側のフックは、残るフック側に傾けると外しやすい。
サイドのレバーを押し下げてフックを取り外す。
裏側のフックは、残るフック側に傾けると外しやすい。
純正電源のままでは容量も少なく、
#2の(+)ドライバーで、M3x4 ワッシャー付ビス8本を取り外す。
マザーボードを取り外す際、〇印の二か所はインロー(段構造)のポストなので、マザーボードを少し浮かせる感じで抜き取ります。
ハーネスの改造、交換
LGA775 Mateは、改造といっても、汎用マザーボードと干渉するサポートゴムを除去するくらいなので、とても簡単です。
マザーボードによっては干渉するので、汎用化という意味では邪魔なだけですのですべて除去します。
はがしにくい場合は、残ったノリを溶剤を使って除去をし、LGA775 Mateの改修は完了。
Mateの汎用化には、フロントI/O基板(MS-4032)と汎用マザーボードを繋げるためのI/Oハーネスを改修する作業が不可欠です。
シャーシ構造チェックで板金作業が必要ない事が判明しているので、必要な改修キットは次の2つを用意します。
LGA775 Mate バリューモデルのCPU直下構造は、Top画像のとおりのはずですが、念のため、確認方法を紹介しておきます。
画像のように、CPU直下の構造がフラットであること、マザーボード固定用ポストの欠如がないことを確認します。
このまま、シャーシの改修に進む場合はハウジングを反転し分解工程へ進みます。(ボトムカバーは戻してかまいません。)
※改修を行わない判断をした場合は、逆の手順で現状復帰させます。
本情報を基に改造を行った結果で生じた、いかなる障害も補償する事はいたしかねますので、自己責任の範囲内でご利用なさるようにしてください。
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