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H360初期型シャーシの改良

2007年にリリースしたTFX化キットのAOH360-PSK01は元々初期型シャーシ用で設計
しております。
AOH360-PSK01を使えば、大半の市販TFX電源に対応出来るのですが、中には下の画像の様に取りつかない電源もございます。


※画像は、初期型シャーシにSeasonic SS-350TGMSを仮合わせした時のもので、これでは固定ができません。
取りつかない

たかが0.2mm、されど0.2mm

下の図を見てもらうと解ると思うが、FSP300-60SVとTFX電源で囲み部分の寸法が0.2mm違う。交差も±0.2mmあるので、一部の初期型シャーシとTFX電源の組合せで取りつかない事例が起きる。
初期型と後期型の比較画像
※注:図中の寸法はFSP300-60SV複数台の現物採寸から得た数値と、TFX電源の寸法はIntel TFX12Vv2.31リファレンスを参考に作成しているので、お持ちの該当電源の取付寸法を保証するものではありません。

新旧シャーシの比較画像

ただいま準備中

改修作業手順

※実際の作業手順の紹介です。よほど不器用でない限りこなせると思います。

加工道具を用意する。
修正用のヤスリ 型番のアップ
計測してみた 画像は、ホームセンターで目にするSK11のモノ
実は、ツボサンのMA01002です。
仕様では、3.2mmとなっていますが、目立て部
は、画像のように3.46mmと#27のインチ穴修正
に最適なサイズです。

あと、バリ取り用に#400の耐水ペーパーヤスリ
なんかも用意するとよいですよ。

作業台(テーブル)の上に逆さに置く。
作業台に置く

こんな感じに置きます。
改修前の取付穴

軽く力を入れ、目の終端まで押し入れ少しづつ削ります。
※この時、力任せに作業してはいけません。力の入れ過ぎに注意ですよ。
※また、引きの時はヤスリの目を潰してしまう恐れがあるので力を入れてはいけません。
修正作業中

計測をします。※5mmくらいであれば大丈夫です。
※目標の寸法が得られたら、内側から軽くヤスリをかけバリを除去する。   
取付穴の計測

これで改修は完了です。※この改修後は後期型シャーシと同様に使えます。
改修後の取付穴


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